東北ビル管財株式会社 弘前支店
A.N
学生時代から数学が好きで、高校卒業後は経理専門学校へ進学しました。
数学同様にパズルのように組み立てる経理業務に面白さを感じており、
卒業後は税理士事務所に8年間勤務。
事務所に常駐しているわけではなく、お客様先にも訪問していたので業務は忙しく、同時並行で複数の案件を進める日々でした。ただ期限が決まっている中で結果を出していく緊張感ややりがいは大きく、また経験を重ねるほど奥深い世界だと感じていました。
子育てを優先して一度現場を離れましたが、キャリアを積み上げていくなら経理だという想いは強かったので当時募集をしていたTBKへ入社しました。
現在は弘前支店にて経理・総務の仕事を担当しています。1日でやるべきことは多く、気を抜く暇はありませんが、「今日のことは今日終わらせる」ことを常に意識しています。入社した当初は人数も限られており、「自分がやらないと」という責任感が原動力でしたが、今では新たな仲間や拠点を越えた横のつながりも増え、一体感を持って協力し合える環境にも恵まれていると思います。
この仕事に向いているなと感じるのは、やはり地道な積み重ねが好きだということ。特に印象深いのは弘前支店に併設し、本社機能があるAIA環境科学(TBKグループ 事業会社)の決算に10年以上携わってきたことです。事業拠点も複数あるため、現場担当者と連携しながら型をつくるところからのスタートでしたが、日々の積み重ねがかたちになっていく感覚は、地味ながら大きな達成感を得られていました。
今ではメイン窓口を後輩のメンバーが担ってくれており、自身が携わり作り上げてきたバトンを渡せているのは、感慨深いです。
青森県も含め東北エリアでは少子高齢化が顕著で、労働人口が減少しています。
担当している経理・総務の仕事は、日々の業務が円滑に進むようにサポートしたり、ミスを防ぐ最後の砦のような存在。人材がいなければ進まない業務も多いからこそ、人材採用と並行して働く人の責任感だけに頼るのではなく、業務指示書やマニュアルの整備など、仕組みづくりにも取り組んでいます。
またグループ全体で見ると、拠点ごとの社風や慣習によって業務に差が出る場面もあるのが実情です。小さなことからでも改善に取り組みながら、今の時代に合ったあり方に変えていきながら、みんなが働きやすい職場に育てていけたらと思っています。
幸いなことに若い役員陣の参画から、改善・改革の機運も高まっており職場の風土も少しずつ時代に追いついてきたと実感しています。
自分たちで「TBKで働いていて良かった」と思える環境を創っていきます。
取材者:高橋孝聖
取材日:4/4
取材場所:東北ビル管財(株)弘前支店
公開日:5/14
写真撮影者:星野慧